【参加レポート】名証IR EXPO 2025|個人投資家の祭典、その熱気と臨場感を歩く

2025年9月5日(金)・6日(土)、名古屋・吹上ホールで開催された名証IR EXPO 2025に参加してきました。

国内最大級のIRイベントのひとつで、特に東海・愛知エリアの企業や投資家にとって“年に一度の祭典”

実際に会場を歩いたからこそ感じた、熱気・リアル・そして投資家としての学びをまとめます。


目次

会場とイベント概要

日程:2025年9月5日(金)10:00~17:00/6日(土)10:00~16:30
会場:名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)(名古屋市千種区吹上2-6-3)
出展企業:135社(上場企業を中心に、製造業からサービスまで幅広く参加)

地下鉄「吹上駅」から徒歩5分という立地で、導線は短くアクセスは良好。

ただし会場に一歩足を踏み入れると、そこは熱気に包まれた個人投資家の海でした。


くじらじこ

まずは、吹上ホール手前の第1ファッション西で行われているセミナーに突撃!

初日:寿証券セミナーで幕開け

最初に参加したのは、寿証券の協賛セミナー

講師は坂本慎太郎(Bコミ)さん、MCは荒井沙織さん。

テーマは「今年度の見通しと有望セクター・個別株分析」。

平日にも関わらず、会場はたくさんの人で埋まりました。

坂本さんと荒井さんの軽快な掛け合いは、かつての人気ラジオ番組「しゃべくりカブカブ」を思わせる空気感。

丁寧な資料と共に、Bコミさんと荒井さんのゆるっとしたトークの中に、最新の相場情報を織り交ぜた楽しいお話で盛り上がります!

資料には、個別銘柄の情報もあり、このセミナーだけでも来た価値ありました。

Bコミさんは、不動産投資の本も面白かった。安価に不動産ビジネス参入したい人は参考になります。

投資分析の真剣さの中に笑いがあり、会場全体が引き込まれていました。

くじらじこ

生の意外とーを聞けて感動しました!

なんと、しゃべくりカブカブってYoutubeで復活してるっぽい!

知らなかったですわ〜。

公式プログラムの見どころ

まずは公式パンフレットに掲載されていた基調講演・特別講演を抜粋します。

出典:名証IR エキスポより
日時講演テーマ登壇者
9/5(金)11:15~12:00アメリカ政治外交の現在と世界、そして日本前嶋和弘 氏
9/5(金)14:30~15:15石原良純、大いに語る~気象・環境から地域・家族の絆まで~石原良純 氏
9/5(金)16:10~16:55マーケット・アナライズ公開収録鈴木一之 氏・木野内栄治 氏・黒瀬浩一 氏
9/6(土)11:15~12:00桐谷広人と三井智映子のほのぼの対談桐谷広人 氏・三井智映子 氏
9/6(土)13:30~14:15年後半の株式市場の見通し~ポートフォリオ戦略~馬渕磨理子 氏

これに加え、マネーセミナー・企業ブースミニ説明会・プレミアム説明会・ファミリー企画など、多彩なプログラムが並びました。


くじらじこ

名証の紙袋とパンフレットをもらってイベントスタートです!

石原良純さんの特別講演

14:30からは、俳優で気象予報士の石原良純さんが登壇。

講演テーマは「気象・環境から地域・家族の絆まで」。

投資イベントの中では異色の内容で、気象学や家族のエピソードを交えた柔らかな語り口が印象的でした。

ただ、投資の話はゼロ。

投資家としての学びはなく、ボクは途中で退出しましたが、会場はリラックスムードに包まれていました。

くじらじこ

ちょうど、台風の被害状況もあり、みなさん熱心に聞かれてましたよ

企業ブース散策

その後は企業ブースへ。

大同メタル工業をはじめ、地元・愛知の製造業を中心に多くの上場企業が出展。

特に印象に残ったのは、IR担当者との直接対話の濃さ

配当政策や株主優待の仕組み、どのくらい投資するとどんなリターンが期待できるのかを、具体的な数字で説明してくれるのです。

質問を投げれば誠実に答えてくれるため、やはり事前に質問を準備しておくのがベスト

ネットでは得られない「企業の本音」を肌で感じられる時間でした。

IR聞いて、アンケートに答えれば、ノベリティをもらえることも。


くじらじこ

このノベリティ集めも、IRイベントの一つの楽しみですね

マーケット・アナライズ公開収録(異例の展開)

16:10からは毎年大人気の「マーケット・アナライズ」の公開収録ということで、早めに並んで一列目をゲット!

株式アナリスト鈴木一之さん、大和証券の木野内栄治さん、りそなAMの黒瀬浩一さんによる豪華トーク…の予定でした。。。

ところが、台風の影響で公開収録は中止。さらに鈴木一之さんも来場できないという異例の事態。

それでも木野内さん・黒瀬さんの掛け合いは熱く、マーケット後半戦を占うリアルな議論が展開されました。

「イレギュラーだからこそ本音が聞けた」と感じる瞬間もあり、会場の熱気は途切れませんでした。


くじらじこ

ここで1日目は終了です

2日目:馬渕磨理子さんの講演

翌6日(土)、最大の注目はやはり馬渕磨理子さん

「年後半の株式市場の見通し~ポートフォリオ戦略~」と題した講演は、開始1時間前に会場入りした時点で立ち見状態。

くじらじこ

超満員でした。

馬渕さんは、

  • 年後半の注目セクター
  • ポートフォリオの分散戦略
  • 個人投資家が陥りがちな失敗の回避策

をわかりやすく解説。

会場の熱気は最高潮に達し、真剣にメモを取る投資家の姿が印象的でした。


楽天証券セミナーも注目

出典:楽天証券

公式プログラムには、楽天証券の協賛セミナーもありました。

  • 日時:9月6日(土)14:30〜15:30
  • 講師:楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト 土信田雅之 氏
  • 内容:年末相場の見通し、楽天証券サービス(マーケットスピードII・iSPEED・金・プラチナ投資など)の活用方法
  • 特徴:参加無料/アンケート回答で「お買いものパンダ」グッズ配布

ボクはライブ(?)で参加できませんでしたが、楽天証券のセミナーは去年参加しました。

タイミング合わなくて、残念。。。次こそは、、、。

くじらじこ

お話はもう、年末の相場なんだよな、、、

名証IRの魅力と他のIRイベントとの違い

東京や大阪で開催される大型IRイベントと比べて、名証IRには独自の特色があります。

一番の違いは、**「企業と投資家の距離の近さ」**です。

展示ブースでは、愛知や東海地方を中心とした製造業やインフラ関連の企業が多数出展し、配当政策や株主優待について具体的な数字を交えながら説明してくれます。

「いくら投資すればどのくらいのリターンがあるのか」という、投資家が一番知りたいポイントを丁寧に答えてくれる姿勢は、他のIRイベント以上に実感を伴う学びとなります。

さらに、名証IRでは質問のしやすさも魅力のひとつ。

IR担当者に直接聞ける雰囲気が強く、事前に質問を準備していけば、有益な情報を短時間で得られる効率的な場になります。

これが「ただ資料を配るだけで終わる」ケースもある首都圏イベントとの差です。

また、会場規模の割に著名人との距離が非常に近いのも名証IRならでは。

桐谷広人さん、馬渕磨理子さん、石原良純さんなど、テレビやメディアで活躍する顔ぶれを“目の前”で見られる臨場感は、投資のモチベーションを一層高めてくれます。

もちろんデメリットもあります。

アクセスの良さもあって毎年会場は大混雑

人気の講演は開演1時間前には立ち見が出るほどで、座席を確保するには戦略が必要です。

しかし、この混雑すら「投資家の熱気の象徴」と言えるでしょう。

こうした特徴を総合すると、名証IRは「投資家と企業を結ぶ双方向の場」としての性格が際立っています。

東京のIRイベントが「規模と情報量」で勝負しているとすれば、名証IRは「距離の近さと熱気」で投資家を魅了している──そう言えるのではないでしょうか。


  • 企業の話をじっくり聞ける → 愛知・東海の製造業が中心。配当や優待を具体的に説明してくれる。
  • 質問のしやすさ → 直接IR担当者に聞けるため、事前準備が効果的。
  • 著名人との距離の近さ → 馬渕磨理子さんや石原良純さんを間近で見られる。
  • アクセスの良さ → 吹上ホールは駅からすぐ。導線が短く動きやすい。
  • とにかく混雑! → 人気講演は早めに動かないと座席確保は難しい。

まとめ|名証IRは“投資家のお祭り”だった

名証IR EXPO 2025を歩いて実感したのは、**「投資家の熱気」と「企業の本音」**が一堂に交わる空気感です。

混雑に揉まれるのも一種の醍醐味。

「席を取れるか」「立ち見で粘るか」も含めてイベント体験の一部になっていて、投資家同士の温度感が共有されていました。

そして思ったのは──

この雰囲気、ラジオNIKKEIでそのまま流してほしい!

IRとラジオの融合が実現すれば、もっと多くの個人投資家に届くはずです。

名証IRは単なる説明会ではなく、まさに**“個人投資家の祭典”**。

一度味わうとクセになるイベントでした。


さて、次は11月の 第8回ご愛顧感謝祭投資戦略フェア EXPO2025 in 大阪 かな?

名古屋で熱気に包まれたあと、関西ではどんな投資談義が広がるのか…いまから楽しみで仕方ありません。

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