ボクにとって、それは週の終わりのリズムでした。
東京市場の大引け後、その週のマーケットをまとめてくれる30分。
『カブりつき・マーケット情報局』は、Bコミさんの鋭い解説、大和一孝さんの軽妙なトーク、八木ひとみさんの安心感で、投資家の日常に深く溶け込んでいました。
その番組が、2025年9月末で終了──7年半の歴史に幕を閉じます。

番組WEBサイトでは、資料を公開しています。併せてご覧ください。また番組のYouTubeチャンネルでは、延長配信もやっています。動画でもぜひご覧ください。来週は「カブりつき・マーケット情報局 特報!」としてお送りします。http://market.radionikkei.jp/kaburitsuki/

投資番組なのに“バラエティ色”が魅力でした
『カブりつき』の魅力は、投資解説を超えたバラエティ感にありました。
大和さんのトークは特に象徴的。自身のお店(Yamato Channel Shop)の話題や、芸人としての日常エピソードが相場トークに織り交ぜられることで、肩ひじ張らずに聴ける空気が広がっていました。
真剣に株価やチャートを追うBコミさんと、どこか力を抜かせてくれる大和さん。
その掛け合いを八木ひとみさんがまとめる。
投資番組でありながら、金曜夕方に“脱力して楽しむ時間”として聴いていた人も多いのではないでしょうか。

3人のキャラクターが織りなすバランス

🎙 Bコミさん(坂本慎太郎)
プロ目線で相場を語りつつも、大和さんの「月一注目銘柄」にコメントするときはどこか温かさがありました。
辛口レビューとユーモアが同居する解説は、まさに“Bコミ節”。

🎙 大和一孝さん(スパローズ・キャンプ系Youtuber)
投資の世界を“笑い”とつなぐ稀有な存在。
自身のお店トークも含め、相場の合間に“生活感”を持ち込むことで、投資を日常の会話に近づけてくれました。
白湯や麦茶を、大和さんのお店で販売する話とか、話題に事欠きませんでした。
🎙 八木ひとみさん
番組全体を整える安心の進行役。
時には噛みやすい一面を見せ、それすらリスナーに愛されるキャラに昇華。
CM中に「大和一孝」と名前を繰り返し練習していたエピソードも。

マーケットと共に駆け抜けた7年半
『カブりつき』の歴史は、そのまま日本市場の激動の歴史でもありました。
- アベノミクス相場の熱狂
- コロナショックの混乱と不安
- そして今、円安・株高の新時代
相場が揺れる中で、毎週金曜夕方の『カブりつき』は安心して耳を傾けられる存在でした。
情報を得るだけでなく、「笑って週を締めくくる」場所でもあったのです。
2025年9月19日の放送で、レギュラー放送は終了しています。
最後は、特報!と題してスペシャル構成で放送予定とのこと。

本当に、寂しくなります。。。
終了とこれから
この言葉を聴くたび、リスナーは番組が“生活の一部”だったことを改めて実感します。
もちろん、Bコミさん、大和さん、八木さん、それぞれの活動は今後も続きます。
しかし『カブりつき』という30分のリズムがなくなることは、やはり大きな喪失感を残します。



本当に、金曜日困っちゃいます
まとめ──脱力と投資の両立をありがとう
投資情報を真剣に聴きながらも、大和さんのお店トークや、八木さんの“噛み人気”で脱力できる──そんな時間はもう戻ってきません。
7年半、本当にありがとうございました。
最後の放送まで、しっかり“カブりつき”たいと思います。
別れもあれば、出会いもあります。
新番組のマーケットウイニングショットも絶好調そうなので、今後も新たな番組を期待しましょう。

