【現地レポ】相場の福の神セミナー in 名古屋|リソー教育×大同メタルのIRが想像以上に熱かった話

当日は名古屋駅すぐの「名駅ダイヤメイテツビル」で開催された、ラジオNIKKEI主催「相場の福の神・注目企業IRセミナー」に参加してきました。

実際に現地で受け取った資料や写真をもとに、会場の雰囲気から企業のお話、そして相場の福の神・藤本誠之氏の講演内容まで、しっかりレポートしていきます。

まずは、当日のカリキュラムを確認しておきます。


目次

当日のセミナーカリキュラム(2025年11月22日)

  • 12:35〜13:15 リソー教育グループ(4714・東証プライム) IRセミナー(40分)  登壇者:天坊真彦 氏(代表取締役社長)  ※質疑応答 5分
  • 13:25〜14:05 大同メタル工業(7245・東証プライム / 名証プレミア) IRセミナー(40分)  登壇者:古川智充 氏(代表取締役社長 COO)  ※質疑応答 5分
  • 14:10〜14:25 休憩 (協賛社ブース閲覧)
  • 14:25〜15:20 相場の福の神“藤本誠之氏” 株式講演(55分)  テーマ:「飛躍する業種、銘柄はコレだ!」

これを読んだだけで「濃い一日だな」と感じていただけると思いますが、実際に現地はまさにその通りでした。


名駅ダイヤメイテツビルへのアクセスと、会場のリアルな空気

今回の会場は、名古屋駅から徒歩数分の場所にある「名駅ダイヤメイテツビル」です。

名古屋駅からJPタワーを抜けて、外に出るとすぐ視界に入ります。

ビルの入口には大きく「Meieki Dia Meitetsu Building」と書かれたサインが掲げられていました。

土地勘がない人でも迷わず到着できるアクセスの良さです。

エントランスを抜けてエレベーターで3階へ向かうと、そこがTKPガーデンシティのフロア。

会場前では受付が準備され、白い紙袋が丁寧に並べられていました。

袋の中にはIR資料やアンケート、そしてラジオNIKKEIらしいイベントブックレットなどが入っていて、受付スタッフの方がてきぱきと参加者へ配布していました。

会場内に足を踏み入れると、広々とした空間に机と椅子が整然と並び、前方には大きな2面スクリーンが設置されています。

まだ新しい施設でもあり、投資家セミナーらしい“集中できる空気”が漂っていました。

参加者は50代〜70代を中心に、いかにも「長年IRセミナーに通い慣れている」と感じられる方が多数。

資料を机に広げ、始まる前からメモを取り始めている姿も多く、独特の熱気がありました。


ヴェストラ

もちろん、相場の福の神:藤本さんのお出迎えがありました!

なんと、今回は真っ赤なスーツ!?

カズレーザーを意識??とのことですが、還暦のための赤がイメージカラーだったようです。

ヴェストラ

いつも派手ですが、今回はすごかった!!

なお、本セミナーは後日ラジオNIKKEIのIR番組として放送されます。

ベストポジションをゲットせよ!

ところで、セミナーの会場でみなさんはどこに座りますか?

今回は、会場から少し経ってからの入場だったため後方を覚悟しましたが、なんとなく一番前まで突撃してみました。

そうすると、なんと司会席の前が空いているじゃないですか。

というわけで、図々しくも一番前の席を確保しました。

ヴェストラ

おかげで、浜田アナとも少しお話しできましたよ

ファイナンシャル・ジャーニー・おはようマーケットの浜田さんの生司会を目の前で聞くことができました。

**リソー教育グループ(4714)IRセミナー

〜少子化の中でも揺るがない「進学 × 個別指導」の強さ〜**

最初の登壇はリソー教育グループ、登壇者は代表取締役社長の天坊真彦氏です。

今回のテーマは「少子化の時代にこそ求められる“本物”の教育サービス」。まさにいまの教育市場に突き刺さる話題からスタートしました。

リソー教育の事業ポートフォリオ

リソー教育の売上構成比を見てみると、主力となっているのは以下の事業です。

  • TOMAS(進学個別指導)52.9%
  • 名門会(家庭教師)14.8%
  • 伸芽会(幼児教育)17.1%
  • スクールTOMAS(学校内個別)10.3%
  • プラスワン教育(人格形成)4.9%

TOMASは“完全1対1の進学個別指導”という分野で確固たる地位を築いており、この構成比からも柱がはっきり見えます。

学習塾市場は意外にも拡大している

資料によれば、学習塾市場は5,933億円規模。少子化による児童数減少(約1,300万人まで低下)が進む中でも市場規模がむしろ増えているのは、家庭の教育費支出が増えているためです。

上場塾の売上比較でも

  1. ナガセ(東進)552億
  2. 早稲田アカデミー350億
  3. リソー教育 333億
  4. 明光ネット248億
  5. 東京個別指導学院221億

リソー教育は業界3位ですが、“個別指導でここまで伸びている企業は実は珍しい”という点が強調されました。

TOMASの独自性:進学 × 個別指導

資料の中でも印象的だったのが、進学と個別指導のポジションを示すマトリックス。多くの学習塾は以下のどれかに分類されます。

  • 集団 × 進学
  • 集団 × 補習
  • 個別 × 補習

ところが、TOMASは 「個別 × 進学」 という唯一無二の分野を確立。

医師が患者を診るように、1人1人の学習状態を診断し、逆算カリキュラムを作成するスタイルは圧倒的な差別化ポイントです。

中間期業績:売上は増加、利益は投資先行

2026年2月期中間期の数字は以下の通りです。

  • 売上:167.6億円(+1.7億円)
  • 営業利益:7.7億円(▲6.7億円)
  • 経常利益:8.0億円(▲6.5億円)
  • 純利益:5.5億円(▲3.4億円)

利益が落ちている理由は、

  • 優秀な講師確保のための給与ベースアップ
  • 既存校の家賃上昇
  • 新校舎開設に伴う費用
  • DX投資の増加

といった“成長のための先行投資”が重なっているためです。

通期予想:売上360億へ着実成長

通期予想は以下の通り。

  • 売上:360億円(+7.8%)
  • 営業利益:31.4億円(+7.2%)
  • 経常利益:31.4億円(+6.8%)
  • 純利益:20.0億円(+14.7%)

利益も後半で取り戻す計画で、事業拡大と投資のバランスが取れている印象です。

株主還元:配当性向85%以上の高還元姿勢

個人投資家にとって特に魅力的なのが配当です。

  • 2024年:配当性向92.9%
  • 2025年:95.4%
  • 2026年予想:85%

配当利回りは約5%と、教育セクターでは珍しい高還元企業です。

持株会社化の狙い:組織の最適化

2025年9月に持株会社「リソー教育グループ」に商号変更し、校舎運営・広告管理・不動産管理などが一元化されました。

これにより、

  • グループ全体でDXを推進しやすくなる
  • 広告や不動産コストを最適化できる
  • 各ブランドがさらに専門性を高める

といったメリットがあります。


**大同メタル工業(7245)IRセミナー

〜“すべり軸受”のトップメーカーが描く2030年までの成長戦略〜**

2社目の登壇は大同メタル工業。こちらも名古屋本社の企業で、地元色が強く、参加者の集中度が一段と高まったように感じました。

ボクは、名証IRで大同メタル工業のブースIRを聞いていたこともあり、馴染み深い企業でした。

そもそも軸受とは何か?

スライドではまず軸受の図が投影されました。

軸受とは、

  • 回転する軸の荷重を支える部品
  • 摩擦を抑え、機械の寿命を延ばす役割を持つ

というものです。

大きく分けて、

  • すべり軸受(面で支える)
  • ころがり軸受(ボールで支える)

がありますが、大同メタルは「すべり軸受」に特化した世界トップメーカーです。

すべり軸受が必要とされる領域

すべり軸受は、

  • 船舶エンジン
  • 発電用大型エンジン
  • 建設機械
  • 大型トラック
  • 産業用コンプレッサー

など、「極端な負荷がかかる領域」に必須。

つまり、一般の人の生活には直接見えなくても、世界中のインフラを陰で支えている部品です。

世界トップシェアの数字

資料に示されていた数字は圧巻でした。

  • 船舶用すべり軸受:世界シェア75%
  • 産業用エンジン用:39%
  • 舶用・大型産機向け:26%

「世界の大型エンジンの多くには大同メタルが使われている」と言っても過言ではありません。

独立系だからできる“分散型ポートフォリオ”

自動車メーカー系の系列ではなく「独立系」であるため、世界中のメーカーと取引できるのが強みです。

  • 取引先自動車メーカー:26社
  • 取引先総数:1,064社
  • 売上トップ10社の合計でも10%未満

極端に依存している顧客が存在しないため、景気変動にも比較的強い構造を持っています。

グローバルネットワーク:15か国43拠点

日本だけでなく、アメリカ・メキシコ・ブラジル・ポーランド・中国・インドなど主要地域に生産拠点があります。

まさに“世界の軸受インフラ”を担う企業です。

1939年からの技術進化の歴史

資料の年表では、1930年代〜現代までの技術進化が紹介されており、

  • 金属材料
  • 摩擦低減技術
  • 耐久性強化
  • 環境対応材の開発

など、軸受の進化そのものが大同メタルの歴史と重なっていました。

業績推移と中期経営計画(2030年まで)

売上高の推移も安定して“右肩上がり”です。

  • 2025年:1,363億円
  • 2027年:1,500億円
  • 2030年:1,700億円

営業利益も、

  • 2025年:70億円
  • 2027年:120億円
  • 2030年:170億円

と、利益成長への自信が感じられます。

EV時代になっても需要は減らない理由

参加者が注目したポイントは「EV化は脅威にならないのか?」という点でしたが、資料から読み解くかぎり問題はありません。

理由はシンプルで、

大同メタルの主戦場はEV化してもなくならない領域だからです。

  • 船舶
  • 発電用
  • 建設重機
  • 大型産業機械

などは、原理的にもEV化が進みにくく、むしろ世界的にはこれから需要が増える可能性もある分野です。


**相場の福の神・藤本誠之氏の講演

〜会場が一気に明るくなる“生福の神トーク”〜**

ヴェストラ

まいど

最後は藤本誠之氏による株式講演。

冒頭は、もちろん恒例のまいど! から始まりました!

「飛躍する業種、銘柄はコレだ!」という、タイトル通りワクワクする内容でした。

藤本氏は登壇した瞬間から会場の空気を一変させる独自のテンポで、笑いを交えながら相場と企業解説を展開していきます。

講演中、特に印象に残ったポイントは次の3つです。

  1. 日本企業の業績は底堅い。来期も堅調テーマが多い。
  2. 企業のIR担当ではなくて、社長の話を聞こう
  3. 個人投資家は“構造的に強い企業”を選べば失敗しにくい。

特に中部地域の企業にも触れつつ「ここは押さえておくべき」と語る部分は、地元投資家の反応も非常に良かったです。

ラジオで聞くのとは違い、「間」「声の強弱」「表情」が見えることで、得られる情報量が明確に増えると感じました。


ヴェストラ

あっという間の1時間

資料をいっさい見ない、圧倒的な投資漫談タイム!

機会があれば、是非体感してみてくださいね。

まとめ 〜リアルIRセミナーに参加する価値〜

今回のセミナーは、

  • リソー教育の“個別 × 進学”という独自性
  • 大同メタルの“すべり軸受 世界トップ技術”
  • 福の神による“生の相場観”

という三つ巴の内容で、非常に満足度が高いイベントでした。

参加者プレゼントや企業のノベリティもあり、行かないのは勿体無い。

企業のIR資料を読むだけではわからない“語り口のニュアンス”や、“プレゼンの熱量”、そして“質疑応答での生々しい声”は、現地だからこそ得られる情報です。

今後もラジオNIKKEIのセミナーには積極的に参加し、地に足のついた投資判断に役立てていきたいと思います。


ヴェストラ

藤本さんは、恒例の参加者お見送りも!

ところで、藤本野さんの相場の福の神ですが、ラジオ・ラジコだとマーケットプレス内コーナーとなっています。そのため、番組単独ではポッドキャストの聴取がおすすめとなります。

ヴェストラ

ラジコで一工夫ほしいところですね

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