🪐 彗星のごとく現れた「moomoo証券」
2023年ごろからSNSや広告でやたら見かけるようになった「moomoo証券(ムームー証券)」。
名前のインパクト、そして何よりも高機能なスマホアプリが話題を呼び、一気に注目されました。
でも正直……
- 聞いたことのない証券会社
- 外資っぽい雰囲気
- キャンペーンが豪華すぎてちょっと怖い
という理由で、「怪しい証券会社じゃないの?」と感じる人も多いようです。
この記事では、そんなmoomoo証券の「実態」に切り込みます。
話題の高機能アプリ!
moomoo証券で米国株デビュー
チャートも板情報もこれひとつ。
NASDAQ上場企業「Futu Holdings」傘下の正規証券で、
安心して最新の米国株取引が始められます。
✅ moomoo証券の正体は?実は老舗+世界的ネット証券
● 日本法人は「旧・東岳証券」
まず、moomoo証券は金融庁登録の正規証券会社です。
- 日本法人名:moomoo証券株式会社(旧:東岳証券)
- 関東財務局長(金商)第83号
- 2008年から日本で営業している金融事業者
つまり、急に出てきた“怪しい新興業者”ではありません。
もともとFXを中心に事業を展開していた会社が、親会社の変更によりブランド刷新したものです。
🏢 moomooの前身「東岳証券」とは?買収の背景を読み解く
実は、今のmoomoo証券はもともと「東岳証券(とうがくしょうけん)」という名前で、
日本における中堅クラスのFX・CFD専業業者として知られていました。
🔎 東岳証券の基本情報(旧社名時代)
項目 | 内容 |
---|---|
設立 | 2008年 |
金融庁登録 | 関東財務局長(金商)第83号 |
主なサービス | FX・CFD取引(『FXトレード・フィナンシャル』などと競合) |
特徴 | 高レバレッジ取引が可能、やや上級者向け |
当時のホームページを見ると、個人トレーダー向けに“攻めた仕様”を提供する業者という印象でした。
一方で、FX業界の過当競争や規制強化もあり、取引量や顧客基盤は限定的だったと考えられます。

ボクがFXやる前にあった会社か、知らなかった
📉 東岳証券はなぜ買収された?【推察】
正式な買収発表では、経営不振の詳細は語られていませんが、
業界内では以下のような“自然な流れ”が読み取れます:
✅ 国内FX市場の競争激化
✅ CFD市場も縮小傾向
✅ 収益力の低下 → 外資による買収の好機
東岳証券も「一定の金融ライセンスを持ちながらも拡大余力がない状況」にあり、
Futu Holdingsが日本市場進出の足掛かりとして買収した、という構図は極めて自然です。
まさに、“ライセンス付きの空き家”をリノベして、moomooブランドが上陸したというイメージに近いでしょう。
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🧃 ゴシップ的なリアル:実は一時期、社名消失・沈黙期間も…
Futu傘下になったあと、公式サイトも「東岳証券」名義では一時閉鎖状態になっていました。
これは、運営を一度フルリセットし、システム・ブランド・人員すべてを再構築していたためと思われます。
ネット上では、
「東岳証券、消えた…?」
「moomooって、あのFX屋の跡地なのか」
という声もありましたが、いわば“中身を総入れ替えして再誕”したのがmoomoo証券です。
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東岳証券の買収は“戦略的撤退×戦略的進出”
でも実際には、
- 金融庁ライセンス付きの日本法人を活かした“合法的な海外進出”
- テック企業Futuの資本・技術力による全面刷新
- アプリや取引環境は世界水準に進化
というように、中身が完全に変わった証券会社だと理解すべきです。
- moomoo証券=旧・東岳証券
- 買収後、グローバル戦略で生まれ変わった
- Futu HoldingsはNASDAQ上場&テンセント系
- アプリの完成度は非常に高い
- ただし、歴史的に見れば「変化の大きな会社」であることは事実
知った上で使えば、安心できる。
これがmoomoo証券を使ううえでの“最も納得できる使い方”かもしれません。
🌍 親会社はFutu Holdings(NASDAQ上場企業)
moomoo証券の親会社は、アメリカ・NASDAQ上場のFutu Holdings Limited(FUTU)です。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | Futu Holdings Limited |
ティッカー | FUTU(NASDAQ) |
本社所在地 | 香港 |
設立 | 2011年 |
創業者 | Leaf Hua Li(元テンセント社員) |



NASDAQ上場のバリバリの大手企業です
📈 世界中でmoomooを展開中
Futuは中国・香港発のオンライン証券大手で、アメリカ・シンガポール・オーストラリア・日本などグローバルでmoomooを展開しています。
- 中国版moomoo:富途牛牛(ふとぅにうにう)
- ユーザー数:グローバルで500万人超
- 高度な金融テック基盤とトレーディング技術を持つ
ザ・マネー火曜日のスポンサーもやっていました
ザ・マネー火曜日で、一時期スポンサーもやっていましたね。





展示会も、積極参加していてお世話になりました
🤝 テンセントが主要株主
Futuの大株主には、中国IT大手のテンセント(Tencent)が名を連ねており、創業者も元テンセント社員。
そのため、テック企業の開発力と金融ノウハウを両立した“フィンテック証券”として、Futuは世界的に評価を高めています。
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これは安心要素だね
📱 moomooアプリの完成度がスゴい
✅ 主な特徴
- 板情報(レベル2)が無料で見られる
- チャートがTradingView風で多機能
- テーマ株やセクターヒートマップなど情報が豊富
- 米国株の取扱数が6,000銘柄以上
- プレマーケット・アフターマーケットも対応
🧠 UIも秀逸
- 軽くて直感的な操作性
- カスタマイズ可能なレイアウト
- ウィジェット感覚の切替が可能
- ダークモード標準搭載
「情報が多いけど見やすい」という、トレードアプリとして理想的な設計が魅力です。
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📱 moomooアプリ、ここまで高機能でいいの?
moomoo証券のアプリは、板情報(レベル2)無料や、TradingView風のチャート機能など、
もはや「プロ仕様」と言ってもいい完成度。
米国株6,000銘柄以上に対応
😕 正直、気になる「moomooの弱点」
もちろん、完璧な証券会社ではありません。
いくつかのデメリットもあります。
❌ 日本語が少し不自然
- UIの日本語表記が直訳感あり
- 説明文やFAQが不親切な部分も
❌ 国内株投資家には物足りない?
- PTS取引が非対応
- NISAやiDeCoも未対応(2025年7月現在)
❌ サポートがややドライ
- 電話サポートなし
- チャット・メール中心で、やや形式的な印象
外資系らしいシンプルさとスピード感はある一方で、初心者が頼れる親切さはまだ発展途上かもしれません。
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機能を取るかサービスを取るかって感じね
🎯 moomoo証券はこんな人におすすめ
タイプ | 評価 |
---|---|
米国株メイン投資家 | ◎ 情報量・手数料・取扱数ともにトップクラス |
テクニカル分析好き | ◎ チャート機能が豊富で使いやすい |
国内株・NISA重視派 | △ 基本機能はあるが物足りなさあり |
サポート重視の初心者 | △ ドライな対応で不安に感じる場合も |
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📝 結論:「怪しくないけど、使いどころを選ぶ証券会社」
ただし、日本国内の法制度・顧客対応面では、まだ改善の余地もあるのが現状です。
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✅ 最後に:安心して使うために
「怪しくないけど、合うかどうかは人次第」それがmoomoo証券に対する正直な評価です。
気になる方は、まずはアプリをインストールして、情報収集・チャート分析用として使ってみるのもおすすめ。
米国株を重視するトレーダーや、情報分析に強いアプリを求める人には、強くおすすめできます。
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🔗 moomoo証券 公式サイト(口座開設・アプリDL)はこちら